最初は逆に感じるかもしれませんが、リカバリーフレーズ1つの方が強固な仕組みです。ユーザー名とパスワードの組では、ユーザー名は秘密ではないため(あらゆる漏えいデータのダンプに顔を出します)、安全性はすべてパスワードに懸かっています。そして人間が選ぶパスワードのエントロピーは、平均でせいぜい30から40ビット程度です。あなたの12単語のフレーズは確実に128ビットあり、デバイスが生成したもので、人間が選ぶことも、他のサイトで使い回されることもありません。
さらに、当社側には漏らすものが何もありません。パスワードログインでは、サーバーが少なくともパスワードハッシュを保存することになり、それは漏えい、解読、フィッシングの対象になり得ます。あなたのフレーズはデバイスの外へ出ることがなく、暗号鍵はローカルで導出され、サーバーが目にするのは暗号化済みデータだけです。盗まれるハッシュも、攻撃者に悪用されるパスワードリセットの仕組みも存在しません。
12単語の入力が面倒に感じるなら、ワンタップでフレーズをパスワードマネージャーに保存できます(設定 > セキュリティ > シークレットフレーズ)。そうすればサインインは普通のログインと変わらない感覚です。おなじみの方法がよければ、GoogleやAppleでのサインインも使えます。その場合も内部ではフレーズが発行されます。